2010年04月27日

【コラム】宇宙人のはなし

S.A.L.のブログで書いたコラムをまた引用。

ホーキング博士が「もし宇宙人がわたしたちのところにやってきたら、コロンブスがアメリカ大陸にやってきたような結果になるだろう。」って言ってたから、ふとこのコラムを思い出した。

そのニュースはこちら。
→「宇宙人はいるかもしれないが、コンタクトするのは危険」ホーキング博士
http://www.afpbb.com/article/entertainment/entertainment-others/2721250/5669995


*

もし仮に宇宙人がいるとして、彼らは地球人よりも圧倒的に多数のマジョリティだとします。

宇宙人調査団がまだ全宇宙からしたら未開である地球にやってきて、様々なレポートを書きました。

内容はだいたい、環境破壊、戦争、核、水、食料、女性と子どもの権利について、などなど。このレポートをみた宇宙人たちは驚きました。地球人はなんて野蛮なんだ、どこまで前近代なやつらなんだ、と。地球は彼ら宇宙人の一般常識からあまりにもかけ離れた世界だったのです。

さて、宇宙人たちはそんな野蛮でな前近代的な地球を近代化させることが急務だととらえ、地球へとやってきました。そして、地球人を自分たちと同じようにすべく、あの手この手を使ってきました。

ちなみに宇宙人の洋服は短パンにノースリーブが一般的で、宇宙人女性は化粧をしませんし、髪は男女関わらず坊主です。差別ととらえるからですね。子どもという区別はなく、みんなで朝から晩まで働きます。穀物や動物は食べません。人工的な錠剤を毎日3回飲みます。

まあこれが彼ら宇宙人の一般常識であり、宇宙全体ではマジョリティにあたるから、地球人もこうなれよ、と宇宙人たちは僕らに言ってきたわけですね。


あなただったら、この宇宙人たちをどう思いますか?たとえ宇宙全体がそういう一般常識を持っていたとしても、無理にそれにあわせたいと思いますか。僕はいやです。

僕らには僕らの生き方があるし、価値観や生活があります。なぜマジョリティにあわせなきゃいけないか、わかりません。

さて、こんなたとえで僕は何がいいたいのかといえば、途上国を開発するぞ!といいながら、私たち先進国に同化したり、先進国マジョリティにあわせるような「上からの開発」をするのは間違えているのではないか、ということ。

一元的に「あそこの文化は私たちと違うから野蛮だ、だから教育すべき」だとか「あの国にはあれがないからだから不便だろ」だとか、そんなふうにとらえて支援や開発をするのは、たとえに出した宇宙人と同じです。価値観の押しつけであり、自己中心的であり、相手を思いやることができていません。


どんな支援や開発をするにも、いや、どんな形でも、ある特定の地域に関わるならば、その地域の価値観や文化、生活をしっかり学び、理解しなければいけないのではないでしょうか。そして、地域によって、アプローチの仕方を変える必要があるのではないでしょうか。

具体的なアプローチの仕方は、地域や、関わる方法によって変わってきます。これを読んでいるひとには、ぜひ自分で調べ、そして良いアプローチを見つけだしてもらいたいです。


さてさて、地球を変えようといきりたった心やさしい宇宙人は、なかなか言うことを聞かない地球に軍を派遣してきました。地球人はいったいどうなるのでしょうか。次回、急展開。こうご期待。つづく。
posted by kota at 02:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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