2010年05月07日

【コラム】若者

大学の授業で、国家体制について面白い話を聞いた。「若者が多い国家では革命が多発し、老人が多い国家は安定する」という話だ。

若者は未来に希望を持って、体制を大声で批判し、アグレッシブに動き続けることが出来る。いわゆる若気の至りだ。だから、若者が多い国家では反乱やデモもしょっちゅう起きるし、国家は安定しないのも当たり前だという話である。一見論理的ではないが、確かにと納得できる。

いま反乱が起きているタイも若者が多い。というか、発展途上国はだいたい若者が多い。発展途上国の政治が不安定な要因の一つには、間違えなく若者の存在があるはずだ。そういえば、日本やアメリカでも、60年代には若者がデモ行進や大学の立てこもりを行っていたことがある。反乱に近い規模で、だ。あの頃、若者は多かったのだ。でも、ご存じの通り近年の先進国は大方、少子高齢化が進んでいるから若者が少ない。そのせいなのか大きなデモや反乱がおこる国も少ない。(最近混乱が続くギリシャは例外だ、たぶん若者じゃなくてもみんな若々しいのだろう。) まあそれが良いって言ってしまえばいいんだけど、どこの国も国家自体がそんなに健全な状態じゃないのに、なんかこうも覇気が無いのはどうかと思う。別に反乱を起こせって言ってるわけじゃないが、このままじゃほんともう先進国はみんな駄目になる一方な気がしてしまう。日本は特にそう。

 とりあえずこれを読んでいるあなたがもし若者なら、パソコンを捨てよ、街に出よう。携帯を捨てよ、街に出よう。ツイッターとかブログでちまちま国を批判していても、時代も、人も、国も変わるわけがない。みんなで集まって、少しは声をあげてみたらどうだろうか。なんでもいいから、行き当たりばったりでいいから、行動してみたらどうだろうか。そういう若者らしい、若者にしか持っていない特権を生かさないと、もったいないでしょ。

といいつつも、そんなことは誰もやらないし、やる気もないだろう。そういうのが自然と出てくることこそ、若気の至り。全体的に覇気が無いんだから、もうどうしようもないかもしれない。そう言って僕は、今日もパソコンに向かう。

(S.A.L. メールマガジンより)
posted by kota at 00:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/149024401
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。